＜内容＞
【建物の敷地・駐車場】
入り口のすぐ近くに身障者専用駐車場があり、大きな看板の設置と、はっきりとした区画表示で、大変わかりやすくしてあります。
【玄関・ロビー】
正面玄関は、改装前は玉砂利だったので、車いすで通行できるように点字ブロックを設置し、舗装したとのことです。入口は自動ドアですが、段差があるため、車いすの方が来館された際には仮設のスロープを設置して車いすで入れるように対応しています。
館内は毛足の短いじゅうたん敷きで歩くのにも、車いす使用者が通るにも負担は少ないように思われました。館内は天然木がふんだんに使用してあり、浴場の入り口には木の橋が模してあるなど、安らぎの雰囲気がありました。
【廊下】
通路幅は十分な広さがあり、腰壁に天然木がはめ込んであるので、手すりの代わりにもなるかと思いました。また、廊下の随所に長いすが置いてあるので、入浴後の一休みにも便利だと思いました。
【客室】
身障者対応の部屋が1室あり、室内も十分なゆとりがあります。電動ベッドは、リモコンで操作する可動式です。また、お部屋の横には非常口が設けてあり、車いすのまま出られるようにスロープになっています。
室内のトイレは開閉が楽に行えるようになっており、浴室は家族や友人と入ることもできる広さの専用家族湯が用意してあります。大人6人がゆったり入れる広いスペースと、しっかりとした手すりや椅子も設置してありますので、安心して温泉が楽しめるようになっていました。
【大浴場・家族風呂】
大浴場は日替わりで男湯・女湯を入れ替えていて、どちらの浴場にも手すりがついています。家族湯もバリアフリーのお風呂を含め3室あります。バリアフリーの家族湯は脱衣場までスロープがあり、車いすで入室できます。
【その他】
館内の宴会場は和室と車いすでのお食事も可能な、椅子・テーブル式にも対応できます。リフトカーも一台所有しておりあらゆる面に活躍しています。
宿泊だけでなく日帰り入浴でも身障者や高齢の方を多数受け入れており、お客様の状況に合わせた柔軟な対応に心がけておられます。しかもサービス向上のため、日頃から研修などに参加して情報収集をしているそうです。
ホームページ： http://www.yamagaonsen.com/
【施設概要】
バリアフリールーム（1室）、車いすの貸し出し（1台）、多目的トイレ・身障者対応トイレ（あり）、特別食の対応（可能）
＜感想＞
モットーは、身障者や高齢者の方も一般の方と同じように、お風呂やお食事を楽しめる施設、サービスづくりとのことです。また介護の方にもゆっくりくつろいでいただけるおもてなしをめざしているということでした。実際取材を行ってみて、そのように心掛けておられることを強く実感しました。
（UDリポーター 浅野淳一）
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身障者専用駐車場
バリアフリールームには電動ベッドがあります
バリアフリールームのトイレ
宴会場は、畳とフロアどちらも対応可能
リフト付き車両(旅館所有)
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