<内容>
【建物の敷地・駐車場】
ニュースカイホテルがシティーホテルとしてオープンしたのは今から21年前です。ホテルは鉄筋コンクリート25階建て、収容人員は最大で376人、部屋の数は188室もあります。(平成17年3月より一部施設で改修工事が始まります)
ホテルの正面玄関は開業以来、21年経過しているため、様式に時代遅れという感じは否めませんが、その分ベルボーイとベルガールが、ソフト面のサービスでカバーしています。例えばバスから降りてくるお年寄りに対してバスのステップの下に踏み台を置くなどして、こまめに対応しているとのことです。
【玄関・ロビー】
玄関のドアは自動ドアで、比較的ゆっくりと開閉します。ホールに入ると右手にオシボリのサービス機があります。お客様への心遣いとしてホテルが無料で設置しているとのことで、サービス機のボタンを押すと暖かく湿った紙製のオシボリが下部から出ます。オシボリを利用した客は一様に無事ホテルに到着したという安堵感を表情に浮かべるそうです。
広いホールは通行を妨げるものがなく、奥の売店が見渡せます。この空間が客の気持ちをリラックスさせるそうです。ホールの右手にある女性用のトイレには母親が用を足す間、幼児を寝かせておく折りたたみ式のベッドが壁に取りつけられています。ベッドの取っ手を引っ張るだけでよく、女性でも簡単に取り扱うことが出来るようです。
【廊下】
館内の廊下を歩いても音がしないのは、全面に柔らかいじゅうたんが敷き詰められているためで、他の泊り客に迷惑がかかりません。色彩も淡いピンク色に統一されていて暖かい感じがします。1階のロビーのエレベーターでは、ドアの「閉じる」ボタンを押しても、安全上の理由から数秒間作動しないようになっているそうです。
【客室】
居住性に重点を置いて建設したというホテルの部屋に入ると、まず冷蔵庫が目に入ります。冷蔵庫の中にはビールや酒、それにジュース類が入っていました。館内にはどの階にも自動販売機がありません。買い物に行く手間を省き、部屋の中でゆっくりくつろいでもらうために設置したとのことです。
部屋の灯りは間接照明で、この空間が特にくつろげると、リピーターになっているお客様もいるそうです。浴室にはエコロジーや衛生面を考慮して固形石鹸を廃止し、全室、シャンプーとリンス、ソープの入ったソープディスペンサーをバスタブの上に設置してあります。
【その他】
ニュースカイホテルは25階建ての高層建築ということもあって、一旦火災が発生すると大惨事になることが予想されます。それだけにオープン当初から火災が発生しないように万全の措置を講じているとのことでした。その上で利用客に快適な憩いの場を提供できるようにつとめているとのことでした。
ホームページ: http://www.newskyhotel.co.jp/
【施設概要】
車いすの貸し出し(4台)、多目的トイレ・身障者対応トイレ(あり)、外国語対応(英)、特別食の対応(可能)、ご意見箱設置(あり)
(UDリポーター 木山彰)
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バス乗降用の踏み台
来館者のためのおしぼり
オムツ替えのできる女性用トイレ
オムツ替え用の折りたたみ式ベッド
シャンプーとリンス、ソープが入っている
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