<内容>
平成14年1月、熊本市から菊陽町に移転した免許センター。広大な敷地には700台も収容できる駐車場があり、センター内には県警の施設としては初めてのエスカレーターが設備されています。各フロアのロビーもゆったりしており、受付から免許の受取りまで、人と人とが交錯しないようなルートが確立されているので、多くの更新者が訪れる日でも、スムーズに手続きができます。高い位置に大きく書かれた案内表示板や高さの違う机や手すり、列ができる場所に置かれた長いす等、数年に1度しか訪れることのない更新者にとって、とてもわかりやすく親切な設備が整っていました。
【駐車場】約700台収容 身障者・高齢者用スペースあり
【出入口】広いスペース 自動ドア
【スロープ】あり センター内に段差なし
【点字ブロック】あり
【手すり】あり 3階吹抜けがあるロビーに段違いの手すりあり
【トイレ】身障者用トイレあり(右・左利きの車いす使用者に配慮し、便座の左右に空間を確保した2種類のトイレがあり)
【案内・サイン・パンフレット】利用者の目的に応じた表示で大きく色分け
【その他】車いすやベビーカーのためにエレベーターもあり
<感想>
2階・3階フロアからの(北側)眺めはとても素晴らしく、外に見える実技試験コースはまるで飛行場のようでした。フロア内には自然の光がふんだんに取り入れられ、取材日は曇りでしたが照明がついていなくても不自由しませんでした。ここには子どもと一緒に受講できる親子ルームがあり、ベビーベッドの他、幼児用のいすが大人用の横に並べてあります。交通安全について親子で語り合う絶好の場を設けてあることがとても嬉しく思いました。託児室は、ベビーベッドはもちろん、絵本やおもちゃも備えてあり、利用者からは、「小さい子どもを連れてくると迷惑がかかるのでは…と心配していたが、託児室があって良かったです。おむつ替えや授乳もできるのでゆったりした気持ちで免許更新を受けることができました。」という嬉しそうな声が聞かれ、印象的でした。
(UDリポーター 松岡明美)
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フラットな広い玄関 点字ブロックは建物内のエレベーター前へ誘導

2階フロアの色分けされた大きな案内板

身障者用トイレ(各階で座る向きが違う)

幼児用のいすもある親子ルーム

3階のロビーにある段違いの手すり
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